γ線モニタAT1320、AT1320A、AT1320B(further - monitor)は、据置き式のスペクトロメータ型測定器として、環境中の様々な対象物の放射生態学モニタリングや生産物の品質管理のために使われています。
また農業企業、放射管理研究機関、林業、水文経済、漁業、工業、建設企業、医療機関などで、その他の様々な部門の放射線安全にかかわる部署でご使用いただくことができます。
モニタに装備されたγ線検出器には、φ63 × 63 mm の大きなNaI (T1)結晶を用いた検出用のシンチレーションブロックが使用されており、各モニタは、水、ミルク、食品、食糧、土壌、建材、工業原料を始め、環境中の様々なものに含まれるγ放射体である放射性核種の放射能濃度(VA)および比放射能(SA)を測定出来るように設計されております。
密度1 g/sm3 の試料に対する放射性核種131I、134Cs、137Cs、40K、226Ra、および232Th の VA(またはSA)の測定範囲は表1 に示すとおりです。
測定ジオメトリー | 131I | 134Cs | 137Cs | 40K | 226Ra | 232Th |
---|---|---|---|---|---|---|
マリネリ 容器 |
3〜4×105 | 3〜1×105 | 3.7〜1×105 | 50〜2×104 | 10〜1×104 | 10〜1×104 |
平型容器 - |
20〜4×105 | 20〜4×105 | 20〜4×105 | 200〜2×104 | - | - |
Denta容器 - |
50〜1×106 | 50〜1×106 | 50〜1×106 | 500〜2×104 | - | - |
ボックス - |
- | - | 20〜4×105 | 100〜2×104 | - | - |
測定ジオメトリー | 131I | 134Cs | 137Cs | 40K | 226Ra | 232Th |
---|---|---|---|---|---|---|
マリネリ容器 |
(5.28± 0.79)×10-2 |
(2.43± 0.36)×10-2 |
(2.20± 0.33)×10-2 |
(1.45± 0.22)×10-3 |
(5.45± 0.82)×10-3 |
(4.60± 0.69)×10-3 |
平型容器 |
(1.63± 0.24)×10-2 |
(7.5± 1.13)×10-3 |
(6.80± 1.02)×10-3 |
(4.54± 0.68)×10-4 |
- | - |
Denta容器 |
(6.70± 1.01)×10-3 |
(3.10± 0.47)×10-3 |
(2.80± 0.42)×10-3 |
(1.72± 0.26)×10-4 |
- | - |
ボックス | - | - |
(2.20± 0.33)×10-2 |
(1.45±0 .22)×10-3 |
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ATOMTEX AT1320・AT1320Aのご購入に関しましては、設置前バックグラウンド測定や設置場所の剪定、本体設置工事、作業担当者の教育など一式のサービスになります。
ご自分で設置する場合ですが、同じ部屋の中でも測定値は大きな開きがある場合があります。
設置前にバックグラウンドを測定し、できるだけ線量が低い場所を選んで設置してください。
本体は遮蔽体に鉛を使っておりますので、小さくてもとても重く移動には大人3名が必要です。
本体重量は150kgあり、簡単には移動できませんのでご注意ください。